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ゾロアスター教入門(17)

岡田 明憲 朝日カルチャー講義報告

神秘思想を読み解く —『占術の道』(プラシュナ・マールガ)—

 今回の講義で取り上げられたのは、インド占星術の古典『占術の道』(プラシナ・マールガ)という書物である。

 インドにおける占星術の始まりは1万年前ともいわれるが、ヴェーダ学と共に生じたとされている。祭祀を行う日を決める必要があったからであり、当時は陰暦が用いられていたので、月の配置が重要であった。しかし、6世紀に西洋からの影響で太陽や惑星との関係も見るようになった。

 中国では七曜とするが、インドではそれに(日・月)食星や彗星を加えて九曜となる。月暦による宿に加えて、西洋からの曜を合一させて大成したものが宿曜(すくよう)で、中央アジアで宿曜経が成立した。これは星供(星供養)を重視するもので、不空、恵果と伝わって、日本では密教占星術となった。

 インドでの占星術として大成したのは、ペルシャ系のマガ(マギ)・バラモン出身であった6世紀頃のヴァラーハミヒラである。マギはローマ世界へ占星術や医学、ミトラス教等を伝え、インドにも占星術や医学を伝えた。

 占星術にはホロスコープが用いられ、カルマが重視される。『占術の道』は占い全般について書かれている。ヴィシュヌ神(太陽神)、即ち太陽が重視され、シンクロニシティに注目し、前世と後世のカルマを見て、知恵と浄めと反映を完成させるのが目的である。

 (佐々木・記) 

 

 

 

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